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雪道を運転していると、車が予期せぬ動きをすることがよくあります。
この時に対応できるテクニックを知らないと、とても痛い目をみます。
私もその昔(かれこれ30年近く)、T字路で曲がれずにタクシーに突っ込んだ痛い経験があります。
今なら何のこともなく、ぶつからずに曲がれるのですが、当時はまだテクニックもなく、知識としても持っていなかったため、かなり痛い出費をしてしまいました。
そこで今回は、緊急対応テクニックをお伝えしたいと思います。
実際に経験しなくとも、頭に入れておくことで、予期せぬ車の動きに落ち着いて対応できると思います。
目次
発進できない時は?
交差点での発進時など、雪にハマったわけではないのに滑って発進できない時があります。
そんな時の対応法は2つ
1 ブンブンブブ~ン
2 少し下がってもう一度
なんのこっちゃでしょうが
詳しく説明します。
ブンブンブブ~ンはアクセル操作
滑ってしまうと気持ちが焦って更にアクセルを踏み込んでしまいがちです。
ところがこれでは更に滑ってしまいます。
実はタイヤの回転が始まる時と止まる直前が、滑る路面を捕まえやすくなるポイントです。
なので、滑って発進しないと思ったら、一瞬アクセルを戻してもう一度親指から踏み込みましょう。
それでも滑ったらもう一度。
また滑ったら、さらにもう一度。
この時のアクセル操作のイメージがブンブンブブ~ンです。
少し下がってもう一度?
前述の方法でも発進できない時は、少しバックして再発進しましょう。
前には進めないけれど後ろには下がれる、これはよくあることです。
実はほんの少し数センチでも下がると、路面状況が変わり発進できることが非常に多いのです。
どうしても発進できない時は焦ってしまいがちですが、1と2のテクニックを覚えておけば、滑って発進できない緊急事態は解決できます。
それでも発進できない場合は(まれだと思いますが)素直に諦めて脱出グッズを活用するか、助けを呼ぶのが賢明です。
カーブで曲がれない?
雪道ではカーブで滑って曲がり切れないなことも時として起こりえます。
そんな時の対処方法も頭に入れておきましょう。
対処方法は2つ
1 アクセルを戻す
2 ブレーキを一瞬踏む
アクセルを戻す?
カーブを曲がっている最中に、前タイヤが滑って外側に膨らむときはアクセルを戻すことで対処できます。
アクセルを戻すことで荷重が前タイヤにかかり、タイヤがグリップを取り戻すことで軌道修正ができます。
ブレーキを一瞬踏む?
これも1と同じように前タイヤをグリップさせる方法です。
この方法は1よりも強力にグリップを取り戻させることができます。
ですが、この時のブレーキ操作は一瞬でなければいけません。
すぐにブレーキを離さないとタイヤがロックしてしまい、曲がるどころか
そのまま滑って路外に一直線です。(実体験)
軌道修正のためのブレーキは踏むというより、一瞬ブレーキを足でたたく(当てる)という感覚が重要です。
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雪道のカーブでの対処方法をご紹介しましたが、カーブ手前で十分減速して進入し、安全に抜けることが一番大事なことをお忘れなく。
止まらない?
雪道運転での最大の難関は止まることです。
雪のない季節ならば、たいていブレーキを踏めば車は止まります。
しかし、雪のある路面では何も考えずにブレーキを踏むと、止まらずに滑るということが良くあります。
これが最大の問題ですね。
雪道でのブレーキの基本は、十分に車間距離をあけ、ジワーっとブレーキを踏むというものですが、それでも滑ってしまうことがあるのが雪道の恐ろしさです。
基本通りのブレーキ操作で止まれない時、どうしたら止まれるのか2つの方法をお伝えします。
1 ポンピングブレーキ
2 緊急避難
ポンピングブレーキ
ポンピングブレーキは聞いたことがあると思います。
そうですブレーキを数回にわけて踏むテクニックです。
滑りやすい雪道ではただ数回に分けて踏むのではなく、 ジワッと踏んで一瞬離す、またジワッと踏んで一瞬離すを繰り返すことが大事です。
ギュッとブレーキを踏むとその時点で間違いなく滑ってしまいます。ブレーキ操作は常にジワッと踏むということを意識してください。
緊急避難?
ブレーキ操作をしても、止まらない止まれないという時に使うのが、緊急避難のテクニックです。
この緊急避難は、あくまでも最終手段として覚えておいてください。
なぜ最終手段なのかというと、場合によっては自分の車にダメージを与えてしまうことがあるからです。
その方法とは、道路端の積もった雪や雪山に突っ込むようにして止めることです。
といってもぶつかれと言っているのではありません。
グリップしやすい雪の積もった部分にタイヤを乗せる、または雪山に車体側面を擦りつけて止めるのです。
この緊急避難で重要なのは、滑ってる状態から道路端へ車を向けるテクニックです。
ブレーキを踏んで滑っている状態では、ハンドルすらききません。
そこでブレーキを離し、ハンドルを切りながら一瞬ガツンとブレーキをかけすぐブレーキを離します。
すると車の荷重が前タイヤにかかり、ハンドルを切った方向に車が動きます。
その後グリップの効きやすい道路端の雪の積もった部分へ誘導してブレーキをかけるか、車体を雪山に擦らせて車を止めます。
こうすることで、スリップによる追突事故などを回避することができます。
ここでは雪道での緊急対応テクニックをご紹介しましたが、これらの緊急対応をしなくてもいいように安全運転を心がけることが一番大事なことです。
まとめ
雪道で万が一の時のためのテクニックをご紹介しましたが、いかがでしたか。
ここまでご紹介したものは、私が実際に経験し現在でも使っているものですが、本来はこうしたテクニックは頭に入れておき、使わないで済むように車を走らせることが大事です。
ぜひ、テクニックを活用せずに済むように、安全運転を心がけてくださいね。
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